赤いウサギの馬ブログ

デザイン事務所創業12年目のsekitobaが、フリーランスが10年続くヒントを日々更新中していきます。

Amazonにはない魅力!実店舗で最適な本に出会える呪文

Amazonのヘビーユーザーの私ですが、

どれだけ通販が便利になっても

実店舗で素晴らしい本に出会えた時のような喜びは

味わえそうにありません。

 

毎回砂金探しのつもりで実店舗へ行くんですけど、

私には習慣にしている呪文があります。

買いたい本というより、必要な本に出会うための言葉。

 今日のブログでは、このとっておきの習慣をシェアさせていただきます

 

 

 

問題を言語化してくれる実店舗


Amazon大好きです。

Voicyのパーソナリティの方が本を紹介されていたら

もう次の瞬間にはAmazonで注文しています笑

 

 

そうやって尊敬敬愛するパーソナリティの方が推薦される本を

労力なしに手に入れることができるのが魅力の通販ですが

実店舗も実店舗ならではの活用法があるので好きです。

Amazonをはじめとした通販は、無限にある書籍のなかから

自分で検索ワードを入力することによって探していきます。

関連書籍なんかも出てきますが、それでも目にするのは数十冊。

いまの自分に本当は何が必要なのかが

自分で言語化できている場合に限り有効な本の探し方なんですよね。

 

面倒だからと見て見ぬフリをしていたり、

はたまた本当に気づいていないことも多いでしょうが

言語化できていない自分の問題が実生活を邪魔していることが少なくありません。

そういった言語化できていない問題を知りたくても、

そもそも自分で気づいていない訳ですから検索することが不可能なんですよね。

ならば、とにかく膨大な情報の海のなかに入ってみろ!というのが今日の考え方。

膨大な情報の海とは、まさしく実店舗のことです。

 

 

いま自分に必要な一冊に出会う呪文


方法は簡単です。

本屋に入ったら「いま自分に一番最適な本を教えてください。」と

心のなかで呪文のようにひたすら繰り返します。

私は何度か小さい声でボソボソ言いながら歩いてましたが

怪しいひとになっちゃうので……口に出さないほうがいいと思います苦笑

呪文を唱えながら、興味の有る無しに関わらず、

端から順番に全ての本棚を上下左右ゆっくり眺めながら歩きます。

 

そうして店内全ての本を眺め終えたら

記憶に残っている“何故か気になる”もう一度見たい場所が

恐らくあるはずなので、そこへ行きます。

到着したら気になった場所の気になった本を手に取るだけ。

普段だったら絶対手に取らないタイトルや著者かもしれません、

いいんです、開いてみましょう。

 

私は開業前(10年以上前)、事業内容で迷いに迷っていた時期に

ジュンク堂書店でこれをやりました。

何周しても一冊の本が気になるのです。

それがこちらでした。


SAMURAI 佐藤可士和のつくり方

今は改訂版も出ていますね。


SAMURAI 佐藤可士和のつくり方 改訂新版
当時、佐藤可士和さんのことは知っていましたが

奥様である悦子さんのことは存じておらず……まったく不勉強でお恥ずかしい限り。

買って帰って夢中で読みました。

そして、やっぱりマーケティングが好きなんだって痛感したのです。

 

ポイントとしては、自分の目でタイトルを追うのではなく、

全体を眺め続けることによって脳にタイトルを見てもらうこと。

自分で考えようとしないことです。

文字を文字として認識しようとせず、ぼんやり全体を見てください。

ちなみにMARUZEN&ジュンク堂書店 梅田店は

売り場面積が2060坪、書籍数はなんと200万冊だそう!

Amazonで200万冊を眺めようと思ったら何回クリックしないといけないのか。

 

そうそう、「いま自分に一番最適な本」だから、

仕事に役立つ本を求めて本屋に行ったはずなのに

親の介護の本や子どもの受験の本の前で立ち止まったりすることもあるんです。

へぇ~、私こんなこと悩んでたんだ~と他人事のように気づいたり。

なんとなく手にとる本が、今現時点の悩みを言語化してくれるので

占いなんかに行くよりよっぽど合理的じゃないでしょうか。

 

 

隙間時間にこそ本屋がおすすめ


これは個人の小さい本屋でもできますが

飽くまで目にした本のなかの一番なので母数が低いとどうしても微妙になりがち。

できれば紀伊國屋とか丸善のようなジャンルも幅広く、量の多い本屋がおすすめです。

抵抗がないひとは、古本屋もぜひ!

古本の場合は売ったひとと買うひとの絶妙なタイミングによって接点が持てるので

思わぬ掘り出し物に出会うことができます。

 

大きな本屋を一周するって地味に時間がかかるんですよね。

数フロアあるような広さだと、急いでいるときは全て見るのは無理。

時間がないときは、母数は減りますが気になるフロアだけに絞ることもあります。

どの本も出版社が知恵を絞って興味をそそるタイトルをつけているので

中身を読んで「あれ?」とギャップを感じることも正直あるのですが

気に入ったら買えばいい、そんな気楽さで立ち読みができるのも、実店舗ならではの良さ。

それでもスマホで検索するよりずっと信憑性が高い情報が手に入ります。

 

「よし!今日は本屋へ行くぞ!」なんて気合い入れて行くようなものではなく

気軽な気持ちでふらっと歩けばそれで充分、

隙間時間の有効活用として実店舗を活用してみてください。

 

 

はい、今日はここまでです。

いかがだったでしょうか。

 

私の知識や経験や考えが

あなたのお役に立ちましたら幸いです。

 

本日もお付き合いくださり

ありがとうございます。