赤いウサギの馬ブログ

デザイン事務所創業12年目のsekitobaが、フリーランスが10年続くヒントを日々更新中していきます。

同じものでも流行りの店で買う理由

昨日のブログでは地域一番店で知った「質問」について書きました。

 

www.sekitoba.info

 

どうせお金を使うなら地域一番店で、とグレードアップ中です。

同じものを買うにしても、地域一番店へ行くと

自分の仕事にも活かせるヒントが溢れているんですよね。

 

 

地域一番店を避け続けていました

 

グレードアップといっても、

別に今まで極端に安いところを探していたつもりはないんです。

ただ、なんとなくパワーが漲る場所は落ち着かないというか、疲れるのです。

 

なぜ疲れるのかといいますと、

おしゃれな店でおしゃれなものを買うには

おしゃれな自分に変身してから出向く必要があるからです。

 

数年前の話ですが、

スウィートキャメルのパンツが欲しくて梅田の百貨店に行きました。

 

分析思考上位の私ですから、自分が買うもの以外についても

聞いてみたいことは沢山ありましたが、

空間の雰囲気に負けて何となく質問できませんでした。

いや、言えばいいんだけど、カッコつけたかったんでしょうね。

 

しばらくして、スウィートキャメルのパンツは

近所の衣料店で取り扱っていることを知りました。

妙齢(?)夫婦が営んでおり、実家に行くようなどこかホッとする雰囲気。

気軽に試着できて、どこか変じゃないかも聞きやすい。

しかも、梅田の百貨店と同じ商品で同じ価格なんです。

「気合い入れて梅田まで行ってたのは何やったんや」と

 私は近所の衣料店の常連になりました。

 

最先端に触れられるチャンス

 

会社であれば毎朝共有されるような業界情報も、

上司や同僚との雑談で得られるトレンドや便利なツールも、

フリーランスは自分で取りにいくしかないのです。誰も教えてくれません。

放っておくとあっという間に浦島太郎のように時代に取り残されてしまいます。

 

そう考えたとき、

服に限らず、物や体験を買うときは学びのチャンスと捉え

最先端の環境に触れる努力をしようと思いました。

失敗したとしても、話のネタは増えますしね。

ニュースが情報源ばかりの人は、知識は豊富でも面白くありません。

実際に自分の目で見て体験した一次情報だからこそ価値があり

聞き手も熱心に聞いてくれます。

 

地域一番店に学ぶと考え方を変えてみると

近所の衣料店に不満があった訳ではありませんが、

修繕はしているでしょうが、何十年と変わらない店構えに、

変わらない店舗レイアウト、試着室、支払い方法。

あの店での時間は学びではなく癒しだったことに気づきました。

 

会社員の方がそこで買い物するのは問題ないと思います。

ただ、フリーランスが何度も訪問すべきか?というと違うんじゃないかと。

長期に経営されて来られた功績に関していえば、見習うべき大先輩といえますが、

繰り返し訪問するなら進化が目に見えるような店を選びたい。

それに、癒しを求めるなら癒しの地域一番店を探した方がいいですよね。

 

自ら緊張感を作るメリット

 

百貨店で買うと決めてから、

たかがパンツひとつ買うために、結構準備するんですよね。

 

梅田まで行くならやはりフルメイクじゃないとおかしい。

メイクをすると、当然髪も巻かないとおかしい。

髪を巻くと、やっぱり靴はヒールじゃないとおかしい。

ヒールを履くと、ストッキングじゃないとおかしい。

お店に到着するまでに自意識過剰なくらいの準備。

面倒くさいですが、このひと手間が結局は大事なのだと最近気づきました。

 

試着で対応してくれるのは細くてキレイで若いお姉さん。

その日出会う店員さんは緊張感を持ったよそ行きの私しか知りません。

その私に似合うパンツを選んでもらう訳ですが、

とにかく買ってしまったら、

それを履き続けられるよう努力するしかないんです。

 

スーパーで買い物する前にちょこっと寄って

手抜きメイクさえも崩れ、おしゃれより暑さや防寒を優先した服、

着脱のしやすさだけを考えた靴。

そんな私を見て選んでもらうパンツは

きっと百貨店のそれとは違うのではないでしょうか。

 

近所の衣料店にはずっと頑張っていて欲しいけど

気楽に買える服は気楽になれる服、

言い方を変えれば、怠け癖が表れる服じゃないでしょうか。

私はあえて厳しい道を選びたいと思います。

 

服に限らず、

「いつもと同じ店」を「地域一番店」に変えてみることで

時代の流れを肌で感じ、自分にどう活かせるかを探究していきたいですね。

 

 

はい、今日はここまでです。

いかがだったでしょうか。

 

私の知識や経験や考えが

あなたのお役に立ちましたら幸いです。

 

本日もお付き合いくださり

ありがとうございます。