赤いウサギの馬ブログ

デザイン事務所創業12年目のsekitobaが、フリーランスが10年続くヒントを日々更新中していきます。

二十歳を過ぎてから読書にハマったきっかけ

昔から時間がもっとあったらいいのになと思ってばかり

(誰でも思うことですよね)

 その度に、時間はつくるものと言い聞かせてきました。

 

今、読みたい本がありすぎて

kindleの読み上げで所謂耳読も実践中ですが

 

まだまだ読みたい量に追い付かず

優先順位を考える日々です。

 

こんな私も学生時代は本が嫌いでした。

今日はなぜ変わったのかを考えてみました。

 

 

 

転機は産後に訪れた

 

出産後、育休となった私は

急にできた有り余る時間に期待していました。

しかし、気づけば子どものお世話だけで一日が終わってしまう。

日々の成長が目に見えてわかる子どもに対し

自分はただ歳を取っているだけなんじゃないかと

手は忙しいのに思考は暇なもので

ついつい妄想が、それも悪い方に膨らんでいたのです。

 

子育ては生まれ育った地でもないため

知り合いもおらず、どこへ行って何をすればいいのかもわからない。

(なんせ当時はガラケー

泣き出しても許される場所ってどこなんだろう?

そして、やっと思いついたのが図書館でした。

 

靴を脱いで上がれるキッズスペースがありましたが、

残念ながら、月齢的にもうちの子は絵本にも紙芝居も興味を示さず

あまり長時間いることはできなかったんですけどね。

それでもスーパー以外に行く場所があるという事実が嬉しいので

図書館へは度々通うのが習慣になりました。

 

そうするうちに、どの本も無料なんだし、

読まなかったとしても損にはならないんだから

自分のためにも何か借りてみたくなったんです。

 

図書館で借りていくうちに自分の好みがわかってきて

私は鈴木光司さんや村上龍さんの描く父性に強く惹かれました。

孤独な子育てを、彩り豊かな時間に変えてくれた図書館には本当に感謝です。

 

 

興味のある本は辛くない

 

 

一気に読書漬けの日々が始まって気づいたのが

あれ、私、別に活字が嫌いな訳じゃなかったんだ!ということでした。

考えてみたら当たり前なんですけどね。

今だって興味のない本を無理に開こうとは思いません。

 

 

最近はビジネス書が中心となったので

興味というか「知りたいこと」を期待して買うので

必要な情報を得るため辞書のような感覚になってきました。

小説だと一語一句味わいたくなりますが、

ビジネス書に関して言えばそこまで読み込む本って少ないです。

隅々まで見なきゃもったいない、という気持ちがもったいないので

ペースは上がりましたが割と流し読みに近い感じです。

 

著者が持っている何十年間の蓄積したノウハウを

ひとりで直接聞きに行こうとすると何百万とかかるでしょう。

それがたった1,000~2,000円って

コスパのいい買い物だとつくづく思います。

商業出版と見せかけた自費出版の存在もありますが私は別に避けません。

自費出版でも、あからさまな広告宣伝は編集からNGが入りますし

掲載しているノウハウそのものは精査されたものだからです。

何かを売るために書かれているんだなと理解しながら

自分にとって必要な情報を取り、

その情報をどう活かすかの判断は自分で行えばよい考えています。

 

本を本棚に並べてコレクションしたい訳ではないので 

手放すのも早いほうです。

基本的に読み終えたらどんどんメルカリに出品して

得た報酬で次に読みたい本を買うサイクルを繰り返しています。

kindleは読み上げが便利でいいのですが

紙の本は中古で手に入る可能性もあり、

最後は売ることができるから好きですね。

 

 

 

出版社の信用を買う

 

ググればブログやYoutubeで無料でそこそこの情報が得られるから

それで事足りる部分もあるのは確かなのですが

アクセス集めて、クリックさせるのが目的の方として見ると

本当にそれがおすすめなわけないやんと思ってしまうんです。

無料だから見ている側も文句を言えないし。

 

クライアントに出版されている方が数名いて

プロモーションとして関わったのでわかりますが

きちんとした出版社から出される本って

一大イベントとして著者も編集者も作り上げてます。

専門家のチェックもされていますし、何度も修正して仕上げています。

さらっと数十分で書き上げるものじゃないという意味でも

ネットの無料情報との差がわかっていただけると思います。

 

もちろん無償で有益な情報を出し続け、

信用を別のキャッシュポイントでお金に換えている人もいます。

でも、そういった方は限りなく少ないですし簡単には見つけられません。

探すために時間を取れないので(偶然見つかったらラッキー程度に考えている)

私は調べたいことがあったら本を買おう、に落ち着いたという次第です。

 

デザイナーは仕入れのない原価のかからない仕事と思われがちですが

情報は貴重な「仕入れ」なんです。

正しい判断軸が欲しいし騙されたくないし

無料の不確かな情報でクライアントに迷惑かけられないじゃないですか。

 

どうやったって情報量はGoogleには敵いません。

とはいえGoogleも、膨大な情報のなかから

必要な情報だけを選び、活用することまではできません。

 

紙媒体からWEBへ移行してきたのに

紙媒体を読まないとWEBが活用できなんて

なんだか皮肉な話ですよね。

 

 

はい、今日はここまでです。

いかがだったでしょうか。

 

私の知識や経験や考えが

あなたのお役に立ちましたら幸いです。

 

本日もお付き合いくださり

ありがとうございます。