赤いウサギの馬ブログ

デザイン事務所創業12年目のsekitobaが、フリーランスが10年続くヒントを日々更新中していきます。

売る側だけで居続けようとするから、顧客の心を掴めない

世の中にはいいのか悪いのか相場というものがあり、

なかには「こんなに!」と喜ぶひともいれば

「たったこれだけ?」と残念に思っているひともいるでしょう。

適正か、適正じゃないかは

作業に没頭しているだけではわかりません。

今日は、お金を受け取る側として

どのようなマインドが必要かを書いてみたいと思います。

 

 

 

幸運な買い物になる理由

私はメルカリユーザーですが、

相場ってあるにはあるけど、 

出品する側と購入する側がよければ関係ないですよね。

誰が何と言おうと両者さえ納得していれば問題ない。

価値の認識が一致が幸運な買い物なのです。

 

メルカリの醍醐味として値下げ交渉もありますが、

日常の仕事でも値下げ交渉は常にあり

要請に応じてしまうケースはよくあります。

 

値下げの額が妥当だと納得し、快く仕事が継続できるなら

そもそも金額設定の誤りだと受け止めていいのかもしれませんが、

多くの場合、嬉しいものではないですね。

ほとんどの方が不本意ではないでしょうか。

 

とりあえず契約が続くことに安堵しているけれど

金額以上の価値を提供している(と自分が感じる)と

クオリティは下がる一方だし、

クライアントに対しても負の感情を抱く。

 

クライアント側も、

質の低下に気づいて不満を持つ悪いサイクルになります。

 

価値の認識が一致していないと気づいたら

いち早く価値を上げる努力をすべきですが、

自分のことは外から見ることができないから気づきにくい。

相場をもらうのが当たり前だと思っていると

お金の重みがわからなくなってしまいます。

 

 

何となくもらっている相場の価値を知る


「顧問料 相場」と検索すれば簡単に目安の報酬額は出てきます。

多くの方はそれに沿って料金設定を決めているそうですが

例えば月額5万円、決算で20万円いただく場合年間80万円です。

 

相場なんだからもらって当然じゃないと思っているひとも

少なくないでしょうけど、

年間80万円の価値提供ができていると言えるでしょうか。

 

80万円の仕事ってどんなクオリティだと思いますか?

毎年80万円を十数社からもらっておきながら

自分ではそんな高価な買い物しないというひとが意外と多いんです。

 

いつも思うことですが、使う側の気持ちが理解できないのに、

貰う側で居続けられる訳がありません。

 

それを肌で実感する一番いい方法は

自分のお財布から80万円出してサービスを買ってみることです。

等価交換と考えたらどの業種のどんなサービスでもいいのです。

 

セミナーやコンサルティングを受けるのもよし、

身なりはお会いする方へのギフトとも言えますから

オーダーメイドスーツや靴を新調するのもいいでしょう。

 

ただ、売上が伸び悩む場合や

80万円(月にして6~7万円)の自由に使えるお小遣いが

現状到底出せない、という士業もいるでしょう。

そういうひとは、少額でもいいので買ってみましょう。

 

そしてその分体験にも行ってみてください。

ロレックスの店頭で話を聞くだけでも

レクサスの試乗に行くだけでも

店員は顧客をどのように扱うのか、学べることは沢山あります。

 

 

成長のためにお金を惜しまない


あなたのお財布に入っているお金は

どこから来たのでしょうか。

 

クライアントが商品を売って

得たお金から捻出したものですよね。

あなたもいただいた報酬から

学びの費用を捻出しましょう。

 

 

今持っている知識を食いつぶすだけでは

どんどん時代に遅れていきます。

現状維持どころか後退するだけですからね。

 

契約は永遠ではありません、終わるときは終わるのです。

いただく報酬の重みを理解し、

危機感を持って使う(投資する)。

常に比較されていることを忘れずに。

 

 

はい、今日はここまでです。

いかがだったでしょうか。

 

私の知識や経験や考えが

あなたのお役に立ちましたら幸いです。

 

本日もお付き合いくださり

ありがとうございます。