赤いウサギの馬ブログ

デザイン事務所創業12年目のsekitobaが、フリーランスが10年続くヒントを日々更新中していきます。

いつかはクラウン。に思うブランディング

今もクラウンは高級車であることに変わりはないのですが

とりあえずクラウン、ってのもつまらないなと私は思っていて

それは私が想定されるターゲットと外れているから

賛同できないのでしょうね。

今日のブログではブランディングについて解説します。

 

 

 

クライアントが望む人物像とは


ブランディングとは、ブランドを認知させるための活動です。

そして重要なのは

自分がどういうブランドだと思っているかではなく

自分が周りにどういうブランドだと思われているか、です。

 

冒頭でクラウンについて書きましたが、

「クラウン」と聞いてあなたがどう感じるか、です。

かっこいい、乗るのが目標だと言うひともいれば、

保守的で、オジサン臭くて好きじゃないひともいるでしょう。

あなたがクラウンに興味がなかったとしても

トヨタが決めたクラウンのターゲットの欲求を掻き立てられたら

ブランディングは成功なのです。

全員を虜にすることは天下のトヨタにだってできないのです。

 

だからまずあなたが誰にどう見られたいかを決め、

徹底してルールを守っていくことをおすすめしたいのです。

世間一般の「こうあるべき」論よりも、

あなたのクライアントの

「こうあってほしい」論に近づけていけばいい。

 

服は?靴は?髪型は?バッグは?香水は?

発するセリフだって最初は演技でもいいんです。

演技を続けていればいつか本当になるから。

 

そんな工夫の積み重ねがブランディングです。

 

 

身なりもブランディングのひとつ


スーツを着たくないから独立したという方をよく見ます。

カジュアルブランドの服装で、夏も涼しいし肩もこらない

家で洗濯できる素材だから手入れもラクでしょう。

バッグは専らリュックで、靴はスニーカーとかね。

別にいいんですよ、ターゲットによっては好かれると思うし

誰も止める権利はありません。

 

ただ、不思議でしょうがないのは

ファストファッションを選ぶひとに限って

年商30億円以上の経営者と会いたがっていることでした。

年商30億円の会社といっても中身は様々ですが

そのくらいになると家内業ではないので

だいたいの経営者は(質素倹約を好む場合であっても)

質の違いがわかる目を持っています。

果たしてファストファッションが好意的に映るでしょうか?

 

カジュアル=ファストファッション ではないし

ラフな格好にこだわりたい=ラクをしたい

でもありません。

カジュアルも極めていけば

ブランドによってはスーツより高いんじゃないですか?

そこまでこだわっていけばスーツを嫌うクリエイターと

うまく繋がれそうなものですけどね。

税理士の大河内薫さんとかそのパターンでしょう。

 

私のクライアントの士業でクルーザー好きがいますが

やはり顧問先もクルーザー好きだそうです。

美食家の顧問先が多く、気になるレストランを見つけては

それがたとえ海外であっても一緒に出かけるのだとか。

そういう深い付き合いができるようになれば、

そう簡単にほかの士業に

乗り換えられることはないでしょうね。

 

ターゲットの好む世界を知っていますか。

そして、ターゲットの視点になって

自分の服や持ち物や趣味嗜好を観察してみましょう。

果たしてあなたはターゲットに

興味を抱いてもらえる人物でしょうか?

 

 

チャンスを無駄にしないために


なかなか一貫した服装選びをしている方は

少ないように感じます。

オバマ前大統領やスティーブ・ジョブズのように

服装に強いこだわりがあればいいのですが

自分の信念以上に周りの目を気にしていては

振り回されるだけの無難な身なりになってしまいます。

 

佐藤悦子さんの名言「身なりは一番外側の中身」と考えれば、

せっかく念願の方とお会いするチャンスに恵まれても

自分の身なりが相手の価値基準と著しく違った場合、

無知や怠慢、相手への配慮のなさだと認識されることになります。

 

相手の価値基準以上でもなく

相手の価値基準以下でもなく

相手の価値基準に相応しい格好でなければならないのです。

 

それと、これは余談ですが

「高い服なんてぼったくり」と悪く言うひとに限って

安い服でさえ大事にしない。これは断言します。

 

この記事を通して、高級品を無理して揃えろ!と言いたいのではありません。

いいものを知り、吟味して選び、丁寧に扱う姿勢は仕事にも表れるものです。

身に付けるからには「なんでもいい」「とりあえず」はやめて

こだわりを持って自分を演出すること。

 

くれぐれもホームページだけかっこよくて、

会ってみたらアレ?とならないようにしたいものですね。

すべてがブランドだと意識しましょう。

 

 

はい、今日はここまでです。

いかがだったでしょうか。

 

私の知識や経験や考えが

あなたのお役に立ちましたら幸いです。

 

本日もお付き合いくださり

ありがとうございます。