赤いウサギの馬ブログ

デザイン事務所創業12年目のsekitobaが、フリーランスが10年続くヒントを日々更新中していきます。

自分の強みを知る方法

強みを持て!なんて

耳にタコができるほど聞いていることと思います。

最近は「コアを探せ」みたいな言い方もされますね。

 既に自分が持っているものを知るのに

ワークやセミナーが山のようにありますが、

わざわざお金を払ってでも知ろうするのは

自分のことほどわからないものだからです。

 

今日はそんな「強み」を知る方法について書いていきます。

 

 

 

嫌で嫌でしょうがなかったトイレ掃除


今から10数年前、私は勤め人でした。

残業は月に160時間を超えており、

プライベートはただひたすら眠るだけの日々。

 

働き方改革が声高に叫ばれる時代からすると

相当なブラック企業であることは間違いないですが、

私にとっては給与もらいながら量稽古できる最高の修行で、

眠いし疲れているけど辛くはありませんでした。

外回りの営業をしている友人からは

1日の半分以上デスクに張り付いてるなんてと驚かれたものです。

 

それでも月に1回だけ、会社中のひとからネタにされるほど

朝から晩まで不機嫌な日がありました。

 

それは、トイレ掃除当番の日。

自社ビルだったこともあり、毎日社員が順番で掃除するのです。

女子社員は人数も少なかったことから1ヶ月に1回ペース。

15~20分程度のものなのですが、

今思い出しても吐き気がするほど嫌で嫌でしょうがない時間でした。

 

見かねた先輩方からは冷やかしに来られたり

キレイに掃除するコツを教えられたりしましたが

こちらはゴム手袋をはめるだけで泣きたい気分になるのです。

 

 

自分の苦痛が何でもないひとがいる


毎月トイレ掃除当番が回ってくる勤務先は

私にとって3つ目の会社でした。

 

2つ目の会社は大規模複合施設のなかにあったので

施設側が雇用した清掃員の方が共用トイレを掃除してくれていました。

清掃を仕事にしたい、もしくは、してもいい、と

思える方が世の中には存在するってことなんですよね。

 

いかに掃除した感じに見せるかで知恵を絞り、

当番の日は朝から憂鬱で掃除を終えてもなおイライラし、

当然仕事のパフォーマンスも落ちる人間にしてみれば

清掃員という職業って超ありがたい存在なんです。

 

更に遡って、最初の新卒で入った会社では、

毎朝誰よりも早く出社して

自主的にトイレ掃除をしていた先輩がいました。

信じられませんが、トイレ掃除が好きなんだそうです。

おかげで私も他の社員もトイレ掃除をしたことがありません。

 

自分の理解を超えたいろんなひとがいるんだと気づきます。

私にとって耐え難い大嫌いなトイレ掃除を、大好きなひとがいる。

一方で、

罰則がつくほど長時間労働が問題になっているにも関わらず

もっと働きたい!と言う私のようなひともいる。

 

誰もがやっている当たり前のことが、できないのであれば

それは弱みかもしれません。

誰もが避けて通りたがることを、何とも思わないときは

強みといえるかもしれませんね。

 

 

強みを知るために今すぐできること


弱みは簡単に見つけることができます。

実際体験したことのなかで自分が二度とやりたくないものなら

それは弱みと呼べるでしょうし、

避けられるなら避けたほうが幸せな人生です。

 

強みは自分で気づくのは難しいのです。

何故なら自分にとっては当たり前のことだから、

他のひとも同じ価値観だと思い込んでしまうためです。

ではどうすれば強みを知ることができるのか?

 

簡単です。逆をやればいいのです。

誰かの苦手を知るのです。

 

友人知人に「できないこと」「やりたくないこと」は

一体どんなことか聞いてみましょう。

複数答えてもらってください。

そのなかには同意できるものもあるかもしれませんが、

「え?そんなこと?」と驚くものがあるはずです。

 

小さい強みでもガッカリしなくていいんです。

大きな強み1個より、小さい強み10個のほうが

シナジー効果が期待できるのですから。

 

ちなみにトイレ掃除が好きな先輩は

私が入社してから退社するまでトップセールスだったので

トイレの神様は本当にいるんだと数年後に納得しました。

 

 

はい、今日はここまでです。

いかがだったでしょうか。

 

私の知識や経験や考えが

あなたのお役に立ちましたら幸いです。

 

本日もお付き合いくださり

ありがとうございます。