赤いウサギの馬ブログ

デザイン事務所創業12年目のsekitobaが、フリーランスが10年続くヒントを日々更新中していきます。

支払いの際に気を付けたい3つの注意点

昨日のブログに書いた藤田田さんの著書

 

Den Fujitaの商法〈1〉頭の悪い奴は損をする (ワニの新書)

 

このなかでも

「C・B・D(キャッシュビフォアーデリバリー)」

すなわち現金先払いは儲かる商法中の商法だと紹介されています。

 なんだかんだ言って、現金が手元に来てやっと商売と呼べるわけで。

 

今日は支払いの際に気を付けたい注意点についてお伝えします。

 

 

 

 

1.取引先に協力を求める

 

中長期に付き合いたいクライアントには納品後の入金にし、

仕入れは、できるだけ支払いを後ろにしてくれる取引先を探したいものです。

 

弊社取引先のなかには請求時期を

直後、1か月後、3か月後 から選べる会社があります。

当然3か月後を指定しました。

3か月後だと、クライアントに納品し、

商品代金が入金されてからの支払いが可能です。

 

私の失敗談ですが、

会社員時代、年末だからと資材を過剰発注しまして

年明けに後払い契約だったはずの業者から連絡があり

「先払いでなければ取引できない」と言い渡されました。

ちょっと多めに頼んだだけなのに?こんなことになるの?と

動揺したのを覚えています。

 

勤務先にとっては、その「ちょっと多め」の在庫代金も

資金繰りがストップするほどの威力があったわけです。

まさか財務がタイトだなんてそのときまで気づきませんでした。

自社が窮境状態だと知ることになるとは、社長ごめんなさい。

 

クライアントにも前入金制で

売上を先に確保できるのがベストなのですが

かつての勤務先がそうだったように様々な事情があります。

私は信頼関係を優先したいので完全前入金制にはしていません。

直取引かつ顔の見える相手とだけ仕事をしているから

この図式が成り立つのかもしれませんが…

中長期に良好な関係を築くのはおすすめです。

 

資金繰りは、仕入れ(在庫管理)の支払い時期で調整し

クライアントにはこちらが先払いのつもりで、納品まで待つ。

いろんな考え方があると思いますが、

クライアントを信用する姿勢を見せたいのでそうしています。

 

 

2.顔の見えない相手だと代引きすら無視される

 

過去に印刷物の通販業務をしていた時期がありまして、

実際に払わないケースを身をもって体験しました。

 

代引きなら安心だと思っていた私が甘かった。

代引きを受け取らない人がいるんですよ。

必要で頼んだはずなのに、疑問しかありません。

 

連絡しても無反応を貫き、運送業者から返品される……。

こんなことが立て続けに起こり、

ついに委託先の社長から直接電話がかかってきて

次に返品があったら契約解除だと告げられました。

 

ようやく目が覚めて、通販に関しては完全前入金に変更。

客数は減ったものの、粗利額は増えました。

 

とはいえ自分の想像を超えた人たちがいるんだと知り

通販は難しいと身に染みたので、(片手間ではできない!)

私は再び直取引に重点を置き、通販はやめています。

 

 

 

3.自分が支払うときは感謝を込めて早めに

 

取引先への支払いリミットが3か月後でも、

少し早めに請求書が送られてくることがあります。

発言と矛盾した行動ですみませんが、

私は請求書をもらったらすぐに振り込みます。

 

決まった日に振り込んだほうが

事務作業としてもラクなんだろうけど

 ありがとうの気持ちを表せるのは

言葉じゃなくて、行動だと思うから

相手の資金繰りに協力するつもりで払います。

 

向こうは

実はものすごく助かっているかもしれないし、

逆に、何とも思ってないかもしれないですが

別にいいんです。私がそうしたいから。

 

利便性を優先してコンビニで数百円の買い物してもカード使う私なので

出会う人全員に先払いして感謝を伝えたいとも思っていません。

 

最初に、仕入れ代金の支払い時期は取引先の協力を求めようと書きました。

初回取引は先払いにする等で、こちらに支払い能力があると示せれば

支払い時期の先延ばしを快諾してくれるパターンって少なくないと思うんです。

 

そうやって交渉に応じてくれた会社とは長く付き合いたいし、

こちらが余裕のあるときに配慮していれば

トラブルがあっても助けてもらえるし

納品される仕事の精度も、下がりにくいんじゃないかと!

 

 

10年以上事業やってると

私にも先に振り込んでから電話で発注してくるクライアントがいます。

いい仕事しようってモチベーション上がりますよ。

自分がされて嬉しいことは他人もきっと嬉しいはず。

読者の皆様も、先払いしてみませんか。

 

 

はい、今日はここまでです。

いかがだったでしょうか。

 

私の知識や経験や考えが

あなたのお役に立ちましたら幸いです。

 

本日もお付き合いくださり

ありがとうございます。