赤いウサギの馬ブログ

デザイン事務所創業12年目のsekitobaが、フリーランスが10年続くヒントを日々更新中していきます。

○○を持たせた2つの名刺を効率よく使う

今日片づけていた名刺のなかから

昨年末、本を出版されたばかりで

今まさに勢いに乗っている社長の名刺が出てきました。

 

枚数は、2枚。

同じ社長の名前が書かれた名刺であることには変わりませんが

役割を持たせて使い分けているようです。

 



1.全面写真のカッコいいデザイン名刺


1枚目の名刺は、分厚い紙で片面がフルカラーで全面写真です。

といっても社長の顔写真ではありません。

会社で販売されている商品写真が全面に配置されており

ひと目で「何屋なのか?」がわかる名刺でした。

裏面はモノクロですが、小さい文字でショールーム

提供先のロゴが所狭しと埋め尽くされています。

裏面の文字は読めない小ささでしたが、読ませる必要はないですからね。

こんなにあるの?と言わせればOKなのです。

メディア出演に積極的な社長なので、

「取り扱い商品」と「規模」を示し、

取材に繋げているのかなと推測できました。

あれもこれもと情報を入れずに、役割を決めた名刺は強いですね。

 

 

2.同じ会社とは思えないチープな名刺


さてさてお次は2枚目の名刺についてです。

これは私が仕事でお伺いし、

連絡窓口についてお尋ねしたときにいただきました。

取材用のお名刺と比べて、正直チープなものでした。

両面モノクロでペラペラの用紙……。

ショールームや提供先の情報は一切無し。

その代わり本社や営業所、工場の所在地や連絡先を

“わかりやすい”大きさの文字で配置してありました。

おしゃれさや高級感とは無縁のお名刺といえますが、

業者向けの名刺としては優秀な内容でした。

必要なものを必要に応じて使い分け、

決して余計な見栄を張らない姿勢が素晴らしいなと感じました。

 

 

「名刺は1人1種類」なんて誰も決めていないのに

なぜか1種類にしようと思い込む方が多いですね。

いつどんな場面で渡すのかによって

話したい内容も違うはずなのに、

全てを詰め込むほうが無理があるのです。

 

小さい文字で情報満載、

何ページにも連なったチラシのようなものをもらって

じっくり読ませていただいたことは失礼ですがありません。

 

ターゲットを絞れと当たり前のように言われているなか、

名刺の役割を絞るひとはあまりいません。

相手の視点に立ってみましょうね。

 

 

はい、今日はここまでです。

いかがだったでしょうか。

 

私の知識や経験や考えが

あなたのお役に立ちましたら幸いです。

 

本日もお付き合いくださり

ありがとうございます。