赤いウサギの馬ブログ

デザイン事務所創業12年目のsekitobaが、フリーランスが10年続くヒントを日々更新中していきます。

嫌いな相手と仕事するとこうなるの真骨頂

久しぶりにとある営業マンと電話をして

仕事の話をしていたんですけども、

そういえば数年前、とんでもないこと言ってたなと思いだしました。

 

随分時間も経ったし、本人失言だと反省しているかもしれませんが

なかなか強烈なエピソードだったので紹介します。

 

 

 

やられたらやり返す?


何年前だったか、とある営業マンとランチを食べていたとき

「ちょっと聞いてくださいよ」と話し始めた内容が

なかなか衝撃的でした。

 

どうやら冷酷なクライアントがいるそうで

見積もりを出すと、追加で10円単位で値切ってくるんだそう。

まぁ1円でも安く、はわからなくもないですけど、

気持ちよく取引できなければ意味ないですよね、と

当時の私は反応した気がします。

 

その話はまだ続きがあって、

なんとその営業マンは、そのクライアントから電話をもらったら

簡単には切らないことにしていると自慢気に言いました。

10円ケチってくるから

10円以上の電話代を使わせてやった!ということみたいです。

 

引きましたね。

相手を損させることに快感を覚える。

そんなために時間を使うなんて、暇なのか。

そしてそれを私に話すメリットは……?

理解不能すぎて、目の前の営業マンが宇宙人に見えました。

 

 

守秘義務どうなってるの?


苦しめられたから、見えないところで仕返しをした。

その小さな抵抗によって自尊心が守られたのかもしれないけれど

まったくもって笑えません。

そんな話を聞いて、喜ぶひとっているんでしょうか。

 

それが友人や家族相手ならまだしも

クライアントにもなり得る私の前でよく言えたなと驚きました。

営業マン失格、同情の余地もないと思うのは

おそらく私だけではないはず。

 

10円単位で値切るのは、会社の財務のためと考えれば正義だと言えます。

もちろん、取引とはいえないレベルの酷い実態があることも知っていますが

それでも会社のためという大義名分を守っている訳ですよね。

対して、反論することもできず、

そんな疲弊するクライアントなんかいらんだろと思うんですが

値切られてもその仕事を請けるしかない社内環境は変えず、

わかりにくい嫌がらせでストレス発散し、被害者として周囲に話す。

(おいおい守秘義務どうなってんだ)

最低の行為だし、そのクライアントが気の毒にさえ思えました。

 

以前のブログで、ひとの悪口を言ってはいけないと書きましたが、

悪口を言うほどに、自分と付き合うのはリスクしかないと公言しているようなもの。

ニコニコしながらわからないよう意地悪され、陰では何もかも公開される。

嫌な相手と仕事やってるとこんなおかしなことに労力使うんだなぁ。

これが好きで好きでしょうがないクライアントなら

ものすごく幸せにしてもらえただろうに。

エネルギーの矛先がおかしくなってお互いに不幸でしかないです。

 

 

仕事を引き受ける前に問う


私も、ひとの好き嫌いはあります。

人生関われる人数なんてたかが知れているのだから

神経をすり減らすような付き合いは避けるようにしています。

仕事は断ってもいい、むしろ選んでいかないと

誰かの時間を生きることになってしまうから。

 

いつも新規で仕事をお受けするとき、自分自身に必ず問います。

「このひとの幸せを心から願えるか?」

うちに依頼するより、他社に依頼したほうがいいと判断したとき

快く送り出せるかどうか。

万が一、自分と組んでもベストな結果は出ないと気づてしまっても

目の前の小銭欲しさに繋ぎ止めたくなるのなら

それは相手の幸せを願えていないことになります。

 

幸せを願えるひととだけ付き合う。これさえ守っていれば

絶対嘘がないから信用は蓄積されやすい。

そして、幸せを願うひとたちがいればいるほど

役に立ちたいから勉強したくなるんです。好循環ですよね!

 

 

はい、今日はここまでです。

いかがだったでしょうか。

 

私の知識や経験や考えが

あなたのお役に立ちましたら幸いです。

 

本日もお付き合いくださり

ありがとうございます。