赤いウサギの馬ブログ

デザイン事務所創業12年目のsekitobaが、フリーランスが10年続くヒントを日々更新中していきます。

映える写真を撮らないほうがいい理由

クライアントから

「旅行に行ったときに写真が撮りたい」と

カメラの相談を受けたことがあるんですが

 

ぶっちゃけ、観光名所へ足を運んだときに

風景を撮ったことがないんです。

装備もテクニックも投資時間もプロには敵わないのだから、

風景写真は帰宅してからネットで見ればいいという考え。

 

今日は素人の写真との付き合い方について

書いていこうと思います。

 

 

 

その場所に行くことの醍醐味


冒頭で書いたように、

プロの写真が出回っているような風景写真は

わざわざ自分で撮る必要なんてないんです。

 

それでも観光名所に行くと

揃って同じ方向にカメラを構えるのは何なんでしょう?

慌ただしくシャッターを押して、はい次!って……

そんなのプロが撮った何十倍も何百倍も優れた写真が

パンフレットに載っています。

 

その場所でしか体験できないものを

自分の五感を研ぎ澄ませて感じることが

時間をかけて足を運ぶ醍醐味ではないでしょうか。

 

芸能人なら旅レポも仕事のうちに入りますが

一般庶民がそれを真似ても、お金は増えない。

そこに来た事実は自分がわかっていれば充分ですよね。

 

料理写真を見ても同じで、

立派なスタイリングであればあるほど

絶対、アツアツだった料理は冷めてますよね!

子どもは空腹で待たせれているのかな?

なんて想像してしまいます。

 

その場にいない誰かの反応のために

その場を満喫しないって本末転倒だと思います。

 

 

その憧れは誰が作ったもの?


先日、何かの話題から私がとある著名なスポーツ選手を

知らないことに驚かれたんです。

 

スポーツ観戦が悪いとはいいません。

私だってテレビに映ってたら最後まで見たくなるだろうし

ハマるひとの気持ちもわからなくないけど、

日頃テレビの視聴そのものを避けているし、

私の仕事に影響しない分野だからネットでも探さないんですよね。

 

知らなくて恥ずかしい!どころか

皆が知っていることを知らないとき

私はちょっとした快感に包まれたりして。

 

テレビをはじめとするメディアでは、

企業側が商品を売るために

莫大なお金をかけてコントロールしてきます。

ひとの価値観は普段接しているもので出来ていますから

そんな広告を四六時中見ていると

欲しいと思ったのか?欲しいと思わされたのか?

区別できなくなっても不思議じゃありません。

 

スポーツ選手が活躍しているのは素晴らしいことです。

でも、そのニュースが自分にどんな関係があるのだろう。

彼の努力や考え方は業界を超えて学びがあるかもしれませんが

意地悪な言い方をすれば、日常に刺激のがないひとが、

他人に感動を求めているような気がしてなりません。

 

福本伸行先生の漫画「最強伝説 黒沢」のように、

自分の行動で成長し、自分の成果に感動する。

そのために自分の時間の使い方は自分が決める。

主役はいつも自分ではないでしょうか。

 

 

それ、ひとりでもやる?


皆と同じことに関心を持ち、行動していたら

皆と同じ結果しか手に入らないです。当たり前です。

皆と同じ、いわゆる平均の人生を望むかどうか。

 

本当は自分は何がしたいのだろう。

それさえわからなくなっている方は、

 

「周りがやらなくても、自分はやるかな?」

「周りが買わなくても、自分は買うかな?」

「周りが行かなくても、自分は行くかな?」

 

を問うようにしてみてください。

ひとりでもやれることは、

それは本当に大切にすべき価値観です。

 

誰に評価されなくても

ひとりでもやれることを見つけ

淡々と積み上げていきましょう。

自分の人生を生きましょう。

 

発信しなきゃ、反応がなきゃ動けないなら

それは偽物の欲求ですからね。

 

1日3食×365日×人生80年=約8万8000食

アラフォーの私にとって残りの食事は4万4000食……。

貴重な食事を楽しく美味しく食べたいので

美味しそうに撮ることには何の魅力も感じません。

だって写真でお腹は満たせないじゃない。

 

 

はい、今日はここまでです。

いかがだったでしょうか。

 

私の知識や経験や考えが

あなたのお役に立ちましたら幸いです。

 

本日もお付き合いくださり

ありがとうございます。